ケアマネージャー 過去8年間の平均年収の推移
ケアマネージャー(介護支援専門員)とは、本人と家族が望んでいる介護を的確に把握し、介護サービス計画(ケアプラン)を策定し、実施を支援する者のことです。
ケアマネージャーの具体的な仕事は、要介護認定申請の代行業務、ケアプランの策定、介護保険の支給限度基準額の上限管理、給付管理業務などです。
また、介護保険施設に勤務した場合は、施設サービスの策定、介護保険費用の計算や請求事務などに従事します。
平成27年のケアマネージャーの平均月収は26万円、そこから推定される平均年収は369万円、推定時給は1,535円でした。
ケアマネージャーの過去の年収推移を見ますと、300万円台後半あたりで安定的に推移しています。
ただし、ここで注意したいのが、上記の金額はケアマネージャーのみで得た、純粋な金額ではないということです。多くのケアマネージャーは、看護師、社会福祉士、介護福祉士などを兼業しており、ケアマネージャー1本という人はほとんどいません。
したがって、純粋なケアマネージャーの年収を測定することは不可能です。
一般的に、ケアマネージャーの報酬はケアプラン作成報酬になります。06年の介護保険制度の改定により、ケアプランの作成報酬は、1件あたり月10,000~15,000円とされています。
さらに、質の向上、重度者重視の観点から、数をたくさん引き受けると単価が下がるしくみも導入されました。すなわち、ケアプラン作成料で報酬を上げるには法的な限界があります。
ただし、本格的な高齢化社会に突入する日本において、一定量のケアマネージャーの需要は見込めます。将来的にみても注目すべき資格と言えるでしょう。
ケアマネージャーを目指す方は、介護福祉士、社会福祉士、福祉住環境コーディネーターなど周辺資格も押さえておくと良いでしょう。さらに深い知識、付加価値がつけられると思います。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | 医師 | 1,098万円 | |
2 | 弁護士 | 1,094万円 | |
3 | 公認会計士 | 717万円 | |
4 | 税理士 | 717万円 | |
5 | 不動産鑑定士 | 711万円 |
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