准看護師 過去8年間の平均年収の推移
准看護士とは都道府県知事の免許を受けて、医師または看護師の指示を受けて、病傷者に対する治療上の世話または診療の補助、健康の維持促進をなすことを業とする者のことです。
准看護師は准看護学校を卒業後、都道府県知事の受験資格が与えられ、知事試験に合格すると都道府県知事から準看護師の免許が交付されます。
看護師との違いとしては、准看護師は知事免許であり、国家免許ではないことが挙げられます。具体的な仕事の違いは、看護師と同様で、看護師の指示を受けて行います。
平成27年の准看護士の平均月収は28万円、そこから推定される平均年収は395万円、推定時給は1,689円でした。
過去の年収推移を見ますと、400万円前後を安定的に推移しています。ちなみに、平成27年の看護師の平均年収は478万円でした。准看護師と比べ、年間で80万円近い開きが見られます。
上記のとおり、基本的に仕事内容は看護師と同様でありながら、収入が看護師に比べ低いという矛盾点が挙げられます。
こうした背景を受け、日本看護協会は准看護師制度の廃止を希望していますが、低賃金の看護労働力を求める日本医師会の反発が根強く、問題が先延ばしになっている状況です。
現在、準看護師の養成所は減少傾向にあります。看護師の低賃金重労働問題が叫ばれる中、早急にこうした労働上の矛盾を取り除くべきです。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | 医師 | 1,098万円 | |
2 | 弁護士 | 1,094万円 | |
3 | 公認会計士 | 717万円 | |
4 | 税理士 | 717万円 | |
5 | 不動産鑑定士 | 711万円 |
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