一級建築士 過去8年間の平均年収の推移
一級建築士とは国土交通大臣の免許を受け、一級建築士の名称を用いて設計工事監理等の業務を行うものである(建築士法2条2項)。
一般住宅からオフィス、公共建築物まであらゆる建築物の企画・設計と工事監理が主な仕事となります
2級、木造との違いは、(おおまかに)1級は500㎡以上の大型建築物、2級は一般住宅や店舗、木造は300㎡以下の木造建築を扱うこととなります。(その他細かい規定はあります。)
平成27年の一級建築士の平均月収は42万円、そこから推定される平均年収は644万円、平均時給は2,268円でした。
一級建築士の過去の年収推移を見ますと、500万円台後半から600万円台半ばあたりを推移しています。
資格別 年収ランキングでは8位にランクインし、他の資格に比べても比較的高い水準を保っています。
一級建築士の年収のボリュームゾーンは大手で500~900万円、中小の設計事務所なら400~600万円前後がボリュームゾーンとなります。(下記一級建築士 企業規模別データ参照)全体の平均を引き上げているのは、大手勤務の社員で中小の事務所と比較しますとやはり200~300万円くらいの差は生じてきます。
建築士のニーズは世の中に建築物がある限りあります(つまりニーズが全くなくなることはありません)。しかしながら、景気の動向に左右されやすい側面があり、近年の長引く景気悪化により、状況は決して良いとは言えません。
しかしながら、やりがいや仕事に対する誇りを持った建築士の方は多く、 自分が設計したという自負、唯一無二のものづくり、施主からの感謝などそうした喜びはお金に代え難いものがあるのでしょう。また、建築士はある程度の経験を積んだのち独立も可能です。独立開業には才能やセンス、人的なネットワーク、経営的な素質など多くのものを問われますが決して不可能な道ではありません。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | 医師 | 1,098万円 | |
2 | 弁護士 | 1,094万円 | |
3 | 公認会計士 | 717万円 | |
4 | 税理士 | 717万円 | |
5 | 不動産鑑定士 | 711万円 |
法律・会計・不動産・コンサル系
弁護士 | 公認会計士 | 税理士 | 不動産会計士 | 一級建築士 | 測量士 |社会保険労務士
技術系
医療・福祉系
医師 | 薬剤師 | 理学療法士 | 作業療法士 | 看護師 | 准看護師 | 診療放射線技師 | 臨床検査技師 | 歯科医師 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | ケアマネージャー | ホームヘルパー
食物・生活系