歯科技工士 過去8年間の平均年収の推移
歯科技工士とは歯科医師の指示によって義歯や充てん物、矯正装置などを作成・修理・加工する仕事です。
歯以外にも、運動能力を向上させるマウスガードや補聴器の製作など、歯科技工士がカバーする範囲は広いと言われています。
歯科技工士になるには、歯科技工士の専門学校や大学の歯科技工士過程を卒業後、歯科技工士国家試験に合格し、免許申請をすることで歯科技工士となれます。
平成27年の歯科技工士の平均月収は32万円、そこから推定される平均年収は426万円、平均時給は1,767円でした。
歯科技工士の過去の年収推移を見ますと、年により偏りがありますが、300万円台後半から400万円台前半あたりを推移しています。
歯科技工士の活躍の場は、診療所や技工所、材料メーカーなどが代表的で、経験を積んでから独立して歯科技工所を開くといったケースもみられます。
こうした場で矯正装置などを製作するわけですが、医療技術の発展により、歯科技工士には高い専門性が要求されます。また、技術の進化とともに常に新しい知識を取り入れる必要があります。
現在の日本の歯科技工の技術レベルは、世界でもトップクラスと言われ、非常に高い評価を得ています。
また、高齢化による入れ歯需要の拡大、食生活の変化による虫歯の増加など、歯科技工士のニーズは高まってきています。
ただし、こうした需要に関わらず、歯科医師平均2人に対して、歯科技工士は1人という人材不足の状態です。
通常、需要が高く、供給が少ない場合、その職の賃金は高い傾向にあるのですが、歯科技工士は例外と言えます。高い専門性に比べ、収入は高い水準とは言えず、社会保険制度への位置づけなど、早急な法整備が必要になります。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | 医師 | 1,098万円 | ![]() |
2 | 弁護士 | 1,094万円 | ![]() |
3 | 公認会計士 | 717万円 | ![]() |
4 | 税理士 | 717万円 | ![]() |
5 | 不動産鑑定士 | 711万円 | ![]() |
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