大学講師 過去8年間の平均年収の推移
平成27年の大学講師の平均月収は48万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は739万円、推定時給は2,962円でした。
大学講師の過去の年収推移を見ますと、年ごとに差はありますが、700万円台前半あたりを安定して推移しています。
大学講師の場合、目指す目標は当然、助教授、教授の地位でしょう。以下にオーバードクター時代から教授までの平均的な給料をまとめました。
さて、大学講師の給料は比較的恵まれているようですが、問題はそこに至るまでの道のりです。
講師になるには、オーバードクター、助手、講師と段階を踏まなければなりません。
一般的に理系大学の講師になるには、教授の研究費から給料が支払われることが多いのでマシなのですが、問題は文系です。
文系の大学就職は募集が少なく、競争も難関になります。就職ができずに大学に在籍し続けるオーバードクター時代は、収入はゼロ。ほぼ失業者状態です。
まれに非常勤講師の仕事をもらえることもありますが、給料は1コマ3万円前後という安さ。大学外でのバイトで食いつなぎながら、職探しの日々が続きます。
こうして、35~40歳で就職できれば良いとされている世界です。
近年では、少子化の影響により大学経営が厳しくなっています。
現に、一部の私立大学では入学者が定員割れを起こすところも出ており、死活問題にまで発展しています。
生徒数が減少すれば、大学側も人件費を削るなどなんらかの対策を講じなければなりません。現に、教授、助教授、講師の給料はここ数年減少しています。
しかし、大学側としても、長年仕えてきた教授の給料を減らすことはなかなかできませんので、下っ端の講師から給料を減らしていきます。つまり、生徒数減少の影響を最も多く受けるのは講師などの平職員なのです。
そうした意味でも、助教授、教授への地位上昇は、給料に大きく影響します。少子化が進む今後、大学内での出世争いが激しくなることでしょう。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | パイロット | 1,530万円 | |
2 | 医師 | 1,098万円 | |
3 | 弁護士 | 1,094万円 | ![]() |
4 | 大学教授 | 1,086万円 | ![]() |
5 | 大学准教授 | 857万円 | ![]() |
あ行
か行
看護師 | 記者 | キャビンアテンダント | ケアマネージャー | 警備員 | 研究者 | 高等学校教員 | 公認会計士
さ行
作業療法士 | 歯科医師 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | システムエンジニア | 自動車整備士 | 社会保険労務士 | 獣医師 | 塾講師 | 准看護師 | 診療放射線技師 | 税理士
た行
大学教授 | 大学講師 | 大工 | タクシー運転手 | 調理師 | デザイナー | 電車運転士 | 電車車掌 | とび職 | 土木作業員
は行
パイロット | バス運転手 | パティシエ | 販売員 | 美容師 | 福祉施設介護員 | 普通トラック運転手 | 不動産鑑定士 | プログラマー | 弁護士 | 保育士 | ホームヘルパー
や行
ら行