塾講師 過去8年間の平均年収の推移
平成27年の塾講師の平均月収は28万円、そこから推定される平均年収は373万円(ボーナス込)、推定平均時給は1,627円でした。
塾講師の過去8年間の年収推移を見ますと、安定した動きを見せており、およそ360~390万円付近を推移しています。
ちなみに、こちらの塾講師の年収は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとに作成していますが、個人講師や予備校講師の年収も含まれています。塾講師単体の年収ではございませんので、あらかじめご了承下さい。
塾講師の勤務体系は基本的に二種類あり、正社員、契約社員の月給、年俸制と非常勤講師の時給制に分かれます。
基本的に、時給制は大学生をはじめとしたアルバイトが大半を占めています。
一般に、アルバイトで首都圏大手塾の場合、小・中学生対象ですと時給2,000円程、一方で評判が良かったり、受験指導学年を指導できれば時給4,000円ほどになります。
一方で、生徒数が少ない個別指導の場合はアルバイトで時給1,200円ほどになります。大学生に人気なのはこの個別指導のアルバイトで、集団指導のアルバイトは採用が滞っています。
また、プロの塾講師として生計を立てる場合、平均的な年間収入は370~380万円ほど。時給ベースで4,000~8,000円、個別指導ですと時給3,000円ほどになります。
ただし、専業のプロ講師として生計を立てていくにはそれなりのスキルが求められます。教え方のうまさはもちろん、学生とのコミュニケーション能力、講師としての人間的な魅力なども求められます。
少子化が進む一方で、塾通いする生徒は増えています。今や小学生の約6割が塾に通うなど、塾が第二の学校として定着しています。
一方で、大学生のアルバイトとして人気のある塾講師ですが、大学生そのものの学力低下が懸念されています。
そうした意味で、プロの塾講師の需要は高い(特に集団指導)、と言えるでしょう。
しかしながら、収入面でみると塾講師はまだまだ低い水準(高等学校教員は670万円、大学講師は739万円など)にあり、決して儲かる仕事とは言えません。
進学塾としては、プロの塾講師の育成と収入面での確保が今後の課題と言えるでしょう。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | パイロット | 1,530万円 | |
2 | 医師 | 1,098万円 | |
3 | 弁護士 | 1,094万円 | ![]() |
4 | 大学教授 | 1,086万円 | ![]() |
5 | 大学准教授 | 857万円 | ![]() |
あ行
か行
看護師 | 記者 | キャビンアテンダント | ケアマネージャー | 警備員 | 研究者 | 高等学校教員 | 公認会計士
さ行
作業療法士 | 歯科医師 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | システムエンジニア | 自動車整備士 | 社会保険労務士 | 獣医師 | 塾講師 | 准看護師 | 診療放射線技師 | 税理士
た行
大学教授 | 大工 | タクシー運転手 | 調理師 | デザイナー | 電車運転士 | 電車車掌 | とび職 | 土木作業員
は行
パイロット | バス運転手 | パティシエ | 販売員 | 美容師 | 福祉施設介護員 | 普通トラック運転手 | 不動産鑑定士 | プログラマー | 弁護士 | 保育士 | ホームヘルパー
や行
ら行