平成26年(平成26年12月31日現在)のサラリーマンの年齢別年収データです。年齢は19歳以下から70歳以上で5歳間隔に男女別で分かれています。
統計元:国税庁 平成26年 民間給与実態統計調査結果
平成26年の国税庁による年収データを年齢別でグラフにまとめました。各年齢ごとに青グラフは男性、赤グラフは女性を表しています。
各年齢別の詳細データは以下の通りになっています。
年齢 |
男性(万円) |
女性(万円) |
70歳以上 |
359 |
204 |
65~69歳 |
389 |
201 |
60~64歳 |
477 |
227 |
55~59歳 |
632 |
270 |
50~54歳 |
656 |
291 |
45~49歳 |
629 |
290 |
40~44歳 |
564 |
290 |
35~39歳 |
502 |
293 |
30~34歳 |
446 |
301 |
25~29歳 |
378 |
297 |
20~24歳 |
265 |
231 |
19歳以下 |
157 |
104 |
平均 |
514 |
272 |
男女計平均 |
415 |
国税庁 平成26年 民間給与実態統計調査結果より
平成26年の男性の全年齢の平均年収は514万円となっています。
男性の収入は年齢別にみると、19歳からはじまり50歳代前半くらいまで年々上昇傾向にあります。また、その伸び率も顕著で20~40歳代の間に高い伸び率を記録します。
さらに、収入そのものも女性に比べて高いといえます。男女間の収入で最も開きがある年齢が50~54歳。女性平均291万円に対して、男性平均656万円となっており、男女間で365万円の開きが生じています。
一方、平成26年の女性の全年齢の平均は272万円となっています。女性の収入は年齢による差があまりみられません。平均的にゆるやかなカーブを描いています。
女性の収入は19歳から30歳前半あたりをピークに上昇傾向にあります。特に19歳以下から20歳前半の年齢で上昇率が大きいのが特徴です。
男性の年齢別平均の規則的な伸びは、年功序列制の表れでしょう。平社員からはじまり、係長、課長、部長と役職や職務経験が上がるにつれ年収も増加するそんなイメージではないでしょうか。
一方、女性では年齢による年収較差はあまり見られず、19歳以下から上昇を続け30代前半ごろにピークに達します。これは結婚や出産、育児など女性にとって仕事を離れる機会が多く、それに伴い賃金も30代から40代へと減少に転じていることが推測されます。
ただし、近年では女性の晩婚化や職場環境の改善などを理由とし、従来のような30代前半をピークとした大幅な減少が見られず、わずかな減少、緩やかなカーブへと変わってきています。近年では女性の賃金で最も高い30代から40代にかけての下落率が低下したことにより、男性に比べ年齢間の収入差が少ない傾向にあります。※当データは平成26年12月31日現在のものです。
<統計元>
国税庁「民間給与実態統計調査」
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