公認会計士 過去8年間の平均年収の推移
公認会計士とは、公認会計士法に定める公認会計士の資格を有する者で、企業の「監査」、「税務」、「コンサルティング」といった業務を通じて企業の健全な経済活動を支える財務監査の専門家のことです。
平成27年の公認会計士(税理士含む)の平均月収は48万円、そこから推定される平均年収(ボーナス込)は717万円、平均時給は2,777円でした。
資格別の年収ランキングでは公認会計士は3位にランクインされています。過去の推移を見ましても年収700万円~800万円台を推移しています。
ちなみに、こちらの公認会計士の年収は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとに作成していますが、税理士の年収も含まれています。公認会計士単体の年収ではございませんので、あらかじめご了承下さい。
下記は近年の公認会計士を取り巻く主な環境の変化をまとめたものです。収入は需給バランスによって決定されますので、公認会計士の現状や課題、今後の動向を把握することは今後の公認会計士の収入を予測する際にも役立ちます。
1.企業のグローバル化に伴う国際会計基準(IFRS)の導入
2.すべての上場企業(有価証券報告書提出義務企業)に内部統制監査(J-SOX)が義務化
3.公認会計士試験制度の合格者増及び景気悪化での監査法人の採用減による新人会計士の監査法人への未就職問題
4.従来型コンサルタント業務の需要の減少
5.日本経済の縮小、企業間の競争激化を背景としたM&A、事業承継・再生分野でのニーズの増加
6.企業のグローバル化に伴う海外進出向けコンサルタント業務の増加、及び国際的な会計知識を持った人材へのニーズの高まり
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | 医師 | 1,098万円 | |
2 | 弁護士 | 1,094万円 | |
3 | 公認会計士 | 717万円 | |
4 | 税理士 | 717万円 | |
5 | 不動産鑑定士 | 711万円 |
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