大工 過去8年間の平均年収の推移
平成27年の大工の平均月収は34万円、そこから推定される平均年収は456万円(ボーナス込)、推定時給は1,788円でした。
大工の過去の年収推移を見ますと、300万円台後半から400万円台付近を推移しています。
大工になるには建設会社や工務店に就職するか、親方と呼ばれる大工の棟梁に弟子入りするのが一般的と言われています。
大工になるために特別な資格はありませんが、一人前になるには建設大工技能士の国家資格が必要になります。
ちなみに、大工と言ってもその種類は多様で、一般的な木造家屋を扱う家屋大工、神社・仏閣などを扱う宮大工、茶室を造る数寄屋大工、木造船を造る船大工などがあります。
その中でも宮大工は、特に誇り高き職業とされ、怪我をしたら治るまで仕事をしない(血が建造物に付着するのを嫌うため)と言われています。
大工の日当の目安としては見習いで日給1万円以上、ある程度腕が認められ1.5万円前後、棟梁クラスで2.8万円ほど。
ただし、腕のいい宮大工、高い技術を持っている家屋大工ならば、年収1,000万円ほど稼ぐ大工もいます。
ただし、こうした大工は一握りで、一般的な大工であれば、月収で30万前後が相場と言るでしょう。
近年では、従来の軸組み工法が姿を消し、2×4やパネル工法といった画一的な住宅が多くなりました。一方で、若い世代の大工希望者も減り、熟練された技能を次の世代に継承することが難しくなってきました。
こうした流れを受け、大工も新建材や新技術を学ばなくてはならなくなり、日本の建築物は益々画一化の方向に進んでいます。
しかし、手刻みのホゾ加工などの基本技法は、技術の差によって仕上がりに大きく差が出るため、現在でも高い技術を持った大工は重宝されています。
また、近年、自然の風合いを持った木材が再評価されており、在来工法も見直されてきています。特に、段階の世代が退職後、自然と調和した第二の家(セカンドハウス)を求める風潮が強く、熟練の腕を持った大工の需要は高まることが予想されます。
高い技術と職人の意地をもった生粋の大工には、その腕を生かし、今後も広い舞台で活躍してもらいたいものです。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | パイロット | 1,530万円 | |
2 | 医師 | 1,098万円 | |
3 | 弁護士 | 1,094万円 | |
4 | 大学教授 | 1,086万円 | |
5 | 大学准教授 | 857万円 |
あ行
か行
看護師 | 記者 | キャビンアテンダント | ケアマネージャー | 警備員 | 研究者 | 高等学校教員 | 公認会計士
さ行
作業療法士 | 歯科医師 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | システムエンジニア | 自動車整備士 | 社会保険労務士 | 獣医師 | 塾講師 | 准看護師 | 診療放射線技師 | 税理士
た行
大学教授 | 大工 | タクシー運転手 | 調理師 | デザイナー | 電車運転士 | 電車車掌 | とび職 | 土木作業員
は行
パイロット | バス運転手 | パティシエ | 販売員 | 美容師 | 福祉施設介護員 | 普通トラック運転手 | 不動産鑑定士 | プログラマー | 弁護士 | 保育士 | ホームヘルパー
や行
ら行