キャビンアテンダント 過去8年間の平均年収の推移
平成27年のキャビンアテンダントの平均月収は34万円、平均年収は471万円(ボーナス込み)、推定時給は2,223円でした。
過去の年収推移を見ますと、平成20年ごろから緩やかな減少傾向にありましたが、平成24年以降は年収400万円台後半から500万円台前半あたりを推移しています。
社名 | 従業員数(人) | 平均年齢(歳) | 勤続年数(年) | 平均年収(円) |
JAL(日本航空) | 5,503 | 34.3 | 10.6 | 4,832,000 |
ANAホールディングス※ | 4,842 | 32.1 | 6.5 | 4,495,000 |
スカイマーク | 649 | 28.1 | 2.5 | 3,279,000 |
スカイネットアジア | 205 | 27.4 | 3.5 | 2,689,513 |
平成27年3月現在(※ANAホールディングスは平成25年3月現在)(各社有価証券報告書より)
キャビンアテンダントの待遇は年々厳しいものになっています。各社、コスト削減により給与体系が改訂され、キャビンアテンダントの給与水準が切り下げられています。
キャビンアテンダントの雇用体系は各社一律で、1年目は契約社員として採用され、4年目以降正社員となります。
契約社員時の給与は手取りで300万円ほどです。月収はその月によって異なり、フライト時間数によって変わります。多い時で30万(月収)、少ないときでは20万円くらいです。
正社員となり勤続10年くらいで平均収入は600万円前後。月収は38万円前後で賞与が年2回あります。
ボリュームゾーンとしては500~600万円が最も多いといえます。
JALの50歳代のキャビンアテンダントには年収1,000万円以上の人もいますが、これは以前の給与体系によるものです。給与体系が改定されてからは、1,000万円を超えるのは難しくなりました
何かと比較されるJALとANA。待遇面ではJALが良いようです。
JALのキャビンアテンダントの平均勤続年数は10.2年、一方ANAは6.5年。ANAの勤続年数が短い理由は、勤務のハードさにあるといえます。
JALとANAの平均収入が200万円近く差があるのも、JALの方が勤続年数が長く、全体の平均を引き上げています。
さらに厳しいのが外資系。平均収入は約300万円とJALの半分以下になります。
全体的に今後のキャビンアテンダントの収入は、厳しいものになりそうです。実際に欧米のCAに比べ、日本のキャビンアテンダントの水準はまだまだ高い位置にあります。すでにその影響が外資系会社に表れており、日本の航空会社もそうした流れになるかもしれません。
華やかなイメージのあるキャビンアテンダントですが、収入面では厳しい局面を迎えています。
順位 | 資格名 | 平均年収 | 増減 |
1 | パイロット | 1,530万円 | |
2 | 医師 | 1,098万円 | |
3 | 弁護士 | 1,094万円 | |
4 | 大学教授 | 1,086万円 | |
5 | 大学准教授 | 857万円 |
あ行
か行
看護師 | 記者 | キャビンアテンダント | ケアマネージャー | 警備員 | 研究者 | 高等学校教員 | 公認会計士
さ行
作業療法士 | 歯科医師 | 歯科衛生士 | 歯科技工士 | システムエンジニア | 自動車整備士 | 社会保険労務士 | 獣医師 | 塾講師 | 准看護師 | 診療放射線技師 | 税理士
た行
大学教授 | 大工 | タクシー運転手 | 調理師 | デザイナー | 電車運転士 | 電車車掌 | とび職 | 土木作業員
は行
パイロット | バス運転手 | パティシエ | 販売員 | 美容師 | 福祉施設介護員 | 普通トラック運転手 | 不動産鑑定士 | プログラマー | 弁護士 | 保育士 | ホームヘルパー
や行
ら行